最近のSUV系のクルマには、無塗装の樹脂でできたフェンダーを装着した新車が多く出ています。
この「無塗装樹脂フェンダー」は、露天にさらされると簡単に緩くなり、空気に触れる事によって表面の顔料（色粉）が失われて隙間だらけの繊維状になって乱反射して灰色化します。
無塗装樹脂が比較的短期間に退色して白っぽくなる現象です。

シリコン樹脂が高分子と架橋することによって非常に高い耐久性を獲得しています。
しかも、特徴的なのは二酸化チタンを架橋膜の中に含んでいることです。
ご存知の通り二酸化チタンは日焼け止め防止クリームやローションに使われている有効な紫外線フィルターです。
非常に細かい二酸化チタン粒子が385nm以下の波長の紫外線をフィルターします。
この結果、無塗装樹脂を紫外線から守ることが出来ます。

フェンダー中央部は施工前後を比較するための未施工部分です。
灰色化していたフェンダーに、マットな艶がよみがえりました。

■耐久：１年
※使用状況により異なります。